広島に原爆を落とす日

広島に原爆を落とす日(http://www.shochiku.co.jp/play/others/schedule/2015/4/post_223.php)を観る日だったのでした。

勉強して自分の考えをこねくり回していけばうまく言葉にできるのかもしれない、けど、果たしてそんなことがちゃんとできるのかなと思っています。でもちゃんとしたいな。

とにかくいま思うのは、役者さん方が一人残らず凄まじかったです。そして戸塚祥太さん、ほんとうに素晴らしかったです。A.B.C-Zのファンとして観に行った手前こんなことを書くのがおかしいのは分かっているけれど、「ジャニーズのアイドルが主演の舞台」と世間に思われてしまうのがとってももったいなくて悔しいことだと思ってしまうくらい、戸塚さんは素晴らしかったし、この舞台が素晴らしかったです。演劇ファン、つかこうへいファンの方にこそ観ていただきたいなあ。私が戸塚さんをどんなに賞賛してもファンの贔屓目になってしまう気がするので、ぜひ公平な目で賞賛していただきたいです…。

あとつかさんの演劇は本当に面白いなあと思いました。2月に観たつかこうへいtriple impactのロマンス2015(http://www.rup.co.jp/information/tsukaKouheiTripleImpact.html)もすごく面白かった。矛盾だらけに見えるんだけどその真ん中にあるものは絶対的な愛だ、という構図はロマンスにも今回の広島にも共通するものだったのではないかなと思っています。

うーーん書いてみたけど全然だめですね!けどとにかく素晴らしいものを見せていただいたのです…。A.B.C-Zというアイドルのファンになって、つか演劇のファンにまでなれるとは幸せなことだなあ…。これを観てとっつーかっこよかった!で終わらせるなんていう失礼なこと、絶対にしてはいけないと思うのです。

ベター・ハーフ

ベター・ハーフ(http://betterhalf.thirdstage.com)観劇してきました。

恋愛って不条理で、残酷で、すごく不恰好で、けれど誰かのことを好きだ!と叫ぶことはすばらしいなあと思わされる舞台でした。傷つくことばかり恐れてたらだめなんですね。あとは男の人にとっての恋愛と女の人にとってのそれはまったく別のものなのかもしれないなあ、と。

ぐっときたのは片桐仁さん演じるオッキーが「私なんてカスだよ!」と叫ぶハルカちゃんに「俺の好きな人の悪口を言うな」と静かに言うシーン。ベタなセリフなのにときめいてしまったのは不器用なオッキーのキャラクターによるものだったんだろうなあ、きっといろんなことをうまくやってのける諏訪くんが言うのではときめかないだろうなあ。諏訪くんは心から優しい人だったけれど女から見るとそれはすごくずるくて、好きな人から「きみは一人で生きていける、ハルカは俺を必要としてる」なんて言われる痛みを想像すると、私はどうしても汀さんに感情移入してしまいました。諏訪くんの部屋を出た後、汀さんが歌う背景でジグゾーパズルのピースがばらばらに落ちていくのが印象的だったし、この物語においての運命や恋愛についての考え方を象徴するシーンだったように思います。

四者四様に恋愛にぶつかってもがいているのが素敵でした。そして君が僕のベター・ハーフ!というオチじゃないのも良かったです。けど諏訪くん!諏訪くんはずるいぞ!!

新しい靴を履いてみた

わーいかんいかん!すっかり春の陽気にやられていたらこんなに経ってしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか(みなさんって誰だろう)。一文字も書いていない間もこのブログを誰かが見てくれていたみたいで、ひえ〜ごめんなさい〜と思っています。

久しぶりにキャンパスに向かったところびっくりするぐらいたくさん人がいて、キャンパスも改修工事を終えて様変わりしていて、自分の居場所を探してピカピカの新入生たちが彷徨っていて、大学生活を折り返してしまった私までそわそわしてしまって、という非常に落ち着かない新学期を迎えています。サークルの部室にもいつもの面々のみならず1年生がいたり、先輩(男性)に借りた漫画が女子力高すぎてぶっ倒れそうになったり、あ、今のはなんら関係なかったですね、なんというか、大学生の春学期だなあ、というかんじ。

ウィーアーアクロバットボーイズクラブ

A.B.C-Zの記事だけアクセス数が伸びててちょっと驚いています。大好きなんですA.B.C-Z。約1年前友人に勧められたのですが、パフォーマンスを見た瞬間に好きになりました。「ジャニーズは顔がかっこいいだけ」という私のジャニーズ食わず嫌いは、A.B.C-Zのプロフェッショナルとしか言いようのない姿を見た瞬間に終わったのです。かっこよくてまっすぐでひたむきで熱くて、彼らを見ると必ず元気になれて、いつだって想像の上をいくパフォーマンスを見せてくれる素晴らしいアイドル。顔もかっこいいし色気だってあるんだけど、でもそれを武器としないで、真っ向からパフォーマンスで勝負しているところが本当に好きです。言い方は悪いかもしれないけど、まっすぐさとか熱さが部活を頑張る学生と似ているなあと思います。ずーっとアイドルとして生きてきた人たちなのにね。歪みのない姿勢でいつだって100パーセントの姿を見せてくれる彼らは、きっといつか老若男女に愛されるアイドルになるんじゃないでしょうか。

と、いろいろ書いてみましたが、あしたは友人が誘ってくれたSexy Zoneのコンサートに行くのです!(笑)ディスクがすり減ってるんじゃないかっていうくらいA.B.C-ZのコンサートDVDは見てるけど、実際にジャニーズのコンサートに行くのは初めて!!とっても楽しみー!!

絵を見る

美術の歴史を勉強しているのですが、なんだか最近ちゃんと絵を見れないのが悩みです。なにを汲み取っていいのかわからなくて、画家が伝えようとしていることをちゃんと感じられない自分が悪いような、勉強不足な気がして、美術館に行くのが大好きだったのに全然気が進まなくなってしまって。

そんなモヤモヤがあったのですが、今日探検バクモンでアールブリュットを見て、少し気が楽になりました。作者の意図を汲み取るのだけが正解じゃないし、まして絵を見てなにかを感じることに正解なんてないんですね。絵を見る上で知識や勉強は絶対に必要だと思うけれど、それだけじゃない。もっと柔軟に、楽しむために絵を見てもいいのかなと思いました。作者の意図しない方向に作品が解釈されるなんてよくあることだろうし芸術ってきっとそういうものですよね。

ダンシンスピニンワ!ザ!

私が心から応援しているアイドルの方がニューヨークにダンス修行をしに行っていたそうです。ひとりでニューヨークを歩き、英語を話し、ダンススクールに通っていたんだそうです。グループの年下のメンバーに「もうすぐ30歳なんだからしっかりして…」と言われたり、「何がやりたいのかわからない。ちゃんと意思表示をしてほしい」という旨を雑誌に書かれたりするぐらい、いつもふわーっとしている五関さんが。

A.B.C-Zでいちばんダンスが上手いとされていても、きっとそこに留まる気はないのだろうな。その姿勢は、アイドルである前にプロフェッショナルとしてすごくかっこいいと思います。そしてダンスという、自分の武器として誇れるものがあることがすごく素敵だし、ただただ羨ましいです。そんな人を応援できるのはすごく楽しい。ジャニーズという枠も軽々飛び越えて、ダンサーとして五関晃一さんが知られる日がいつかくるといいなあ、と思っています。

童心に帰る

知り合いの2歳の娘さんが、黒と白のものがとにかく嫌いで、パンダを見ても怖がるという話を聞いて、小さい頃ってわけもなく怖いものとかあったよなあ、と思いました。私はピアノを習っていた時に作曲者不詳の曲がとにかく不気味で怖くて、作曲者不詳の文字を見るたびにぞっとしていたものでした。きっともっといろいろ怖いものってあったはずなんだけど全然思いだせないのは、本当にトラウマとかではなくてわけもなく怖かったからなのだろうなあ。と、考えてみると好きだったものも特に理由はなかったのですよね。私が好きだったのはFrank Sinatra(いまもすごく好き)、Gipsy KingsPUFFYアジアの純真、近所の図書館にあった鮭の剥製?、子供向け雑誌に載ってたラグビーボールなどなど、当時の自分にどうして好きなのか聞いても「グッときたから」としか答えられないようなラインナップです。大きくなって勉強をするようになって、自分の好きなものにも好きな理由を求めるようになってしまいましたが(それはそれで考えていく上で大切なことだと思っていますが)グッとくる、ってなかなか大切なことですよね。理屈だらけの心の余白にズバッとハマるみたいな、そういう感じ。