童心に帰る

知り合いの2歳の娘さんが、黒と白のものがとにかく嫌いで、パンダを見ても怖がるという話を聞いて、小さい頃ってわけもなく怖いものとかあったよなあ、と思いました。私はピアノを習っていた時に作曲者不詳の曲がとにかく不気味で怖くて、作曲者不詳の文字を見るたびにぞっとしていたものでした。きっともっといろいろ怖いものってあったはずなんだけど全然思いだせないのは、本当にトラウマとかではなくてわけもなく怖かったからなのだろうなあ。と、考えてみると好きだったものも特に理由はなかったのですよね。私が好きだったのはFrank Sinatra(いまもすごく好き)、Gipsy KingsPUFFYアジアの純真、近所の図書館にあった鮭の剥製?、子供向け雑誌に載ってたラグビーボールなどなど、当時の自分にどうして好きなのか聞いても「グッときたから」としか答えられないようなラインナップです。大きくなって勉強をするようになって、自分の好きなものにも好きな理由を求めるようになってしまいましたが(それはそれで考えていく上で大切なことだと思っていますが)グッとくる、ってなかなか大切なことですよね。理屈だらけの心の余白にズバッとハマるみたいな、そういう感じ。